「価格」は、結構覚えている…消費者調査より

消費者は、「価格」にどの程度、意識的なのか?

どのくらい知覚しているのか?

興味深い調査(ディクソンとソーヤによる)がある。

スーパーマーケットでカートに商品を入れた人に、

「今、カートに入れた商品の値段を覚えていますか?」と尋ねた(30秒経ってから)。

どのくらいの人が、正確に(誤差5%以内)思い出せるだろうか?

約半分(55%)の人が答えられた。

同じように尋ねても、「ブランド」と「会社名」についは、37%の人しか答えられなかったのだ。

価格については、かなり意識していることがわかる。

しかも、ほとんどの消費者は、同じカテゴリーの他の商品と比較して、「高い、安い」を覚えていたということもわかった。

消費者の価格判断は、「機能」や「品質」だけではない心理的な要素が大きいことがよくわかる調査だ…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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