ファッション雑貨の「フランフラン」という店。
新宿の店には、何回か寄ってみたことがあった。
なんだか不思議な店だなという印象だった。
フランフランを運営するバルスという会社の高島社長のインタビューを読んで(日経MJ)、興味深かった。
フランフランは、当初、「25才のA子さん」という顧客像を設定していたという。
開店当初の1990年代前半には、、まだ消費行動は画一的で年代で想定できた。
しかし、その「25才のA子さん」は、もういなくなってしまったという。
今はリアルな年齢から消費を想定することは難しい。
年齢を重ねても若い感覚やマインドを持つ消費者はたくさんいて、「リアルな年齢」より「マインド(こころ)の年齢」だとのこと。
また、昔は、あこがれを買っていたが、身近な等身大の価値に消費が向かっている。
昨年の大震災もその傾向を加速したという。
この20年間の変化の説明にうなづける点も多い・・・。
バルスは、本社を香港に移した。
アジアの国が日本の成長の過程を追って進化していくと見ている。
昨年、上場企業からMBO(経営陣による自社買収)で非上場企業となった。
フランフランの新たな進化となるだろうか?