「二人のコミュニケーションでは、対照的か補完的かになる」…コミュニケ―ションの第5公理
「関係を知るにはコミュニケーションを見る」ということが言われる。
「コミュニケーションの相互作用」を見るのだ。
これには、「対照的」または「補完的」の二つがある。
「対照的(シンメトリー)」とは、
「一方が自慢すれば、もう一方も自慢する」というようなものだ。
この場合、「自慢合戦」は、ますます進みそうだ…。
これに対して、一方が他方を「補完する(コンプリメンタリー)」というものがある。
一方が一歩前に出て、他方が一歩後ろへ下がるというものだ。
これには、「母と幼児、医者と患者、教師と生徒」など社会的、文化的な文脈によるものもある。
「対照的」なものは、「同一」という点に基づき、
「補完的」なものは、「違い」という点に基づいている…。