「Shufoo! シュフー!」という主婦のためのポータルサイトが好調だ。
全国のスーパーなどの小売り店約8万店の「チラシ」が見えるサイトだ。
自分が見たい地域のチラシがスマホなどに自動配信される。
これは大手印刷会社の凸版印刷が10年以上前から育ててきた事業。
「Shufoo!」と言う名前は、主婦のための「ヤフー」になる?という意味だったのだろう…。
好調の背景には、社会の変化がある。
1.新聞を購読する家庭が減っている
2.共働きの家庭では、買い物を住んでいる地域でなく、働いている会社の近くでするケースも増えている
新聞に折り込まれて届くチラシ。
主婦にとって、食料品などのチラシは、重要な情報だ。
しかし、上のような社会の変化の中で、ニーズも手段も変わらざるを得ない。
「シュフー!」は、自分が知りたい地域の(チラシ)情報を、手軽に手に入れたいというニーズに応えるものだ。
「顧客の課題を集めると業界の課題となり、業界の課題を集めると社会の課題になる」と凸版印刷の金子社長は言う(週刊ダイヤモンド10/13)。
印刷会社が、紙の印刷にこだわらず、Web事業に取り組んでいる。
自社の事業の定義を「紙の印刷」とせずに、「ソリューションの提供」とすることで、時代の変化に対応している…。