アリストテレス幸福学 その3 「我々の行動の究極の目的は、最高の『善』である」 

アリストテレス幸福学 その3 

我々の行動の究極の目的は、

最高の『善』である。

もし、究極の目的がなければ、

「何のためだろう?」、

「これは、一体何のためなんだろう?」と

無限に遡ることになり、

我々の欲求自体が、

空虚で、

無意味なものとなるだろう。    1094a 20 

このような「善」の知識は、

我々の生活にも大きな意味を持つ。

弓を射る人にとって、

「標的」がそうであるように、

我々も標的を持つことができれば、

よりよく的中することができる。

このような「最高の善」とは、一体どんなものだろう?

せめて輪郭だけでも、

どのようなものなのか、

どんな能力や学問に関連するものなのかを

把握するように試みなければならない。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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