アリストテレス幸福学 その1 「人間がめざしているものは?」

「人間のあらゆる技術、あらゆる研究、あらゆる行為、選択は、結局、何をめざしているのか?」

アリストテレスは答える。

「すべて、何らかの『善きこと』をめざしているのだ」 (「ニコマコス倫理学」 1094a)

アリストテレスは、ギリシア古代哲学を集大成し、ヨーロッパ文明の基礎を築いた哲学者だ。

論理学、自然学、法学、政治学、倫理学、哲学などの「諸学の父」でもある。

またアレキサンダー大王の師でもあった。

我々は、この偉大な哲学者に人間の生き方について学ぶことができる。

少しずつ、アリストテレスに訊ねていってみよう。

人間の行為には、意味があるのだ。

何か、「善きもの」をめざした選択であり、行動なのだ。

その「善きもの」とは、何か?

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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