加藤弘道– Author –
加藤弘道
劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。
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ドラッカーのマネジメント
ドラッカー イノベーションの第三の機会
仕事の中で、どこかに「欠けているもの」が見つかる。「欠けているもの」が、明確であればあるほど、それは、「イノベーション」を要求する。これが、イノベーションの第三の機会だ。薬の開発は、その典型だ。エーザイの主力商品に「アリセプト」という薬... -
ドラッカーのマネジメント
「イノベーションの機会はどこにあるのか?」…ドラッカー
「ギャップの中にイノベーションの機会がある」…ドラッカー「こうあるはずだ」から、さらに、「こうあるべきだ」という思い込み。それが、「顧客の現実」から目を逸らさせる。供給側の「自分たちにとっての価値」が、「顧客にとっても価値であるべきだ」と... -
ドラッカーのマネジメント
ドラッカー 「イノベーションは日常に」
大発明や大発見。これが、「イノベーション界のスーパースターだ」と、ドラッカーは言う。「イノベーション」というものは、そうした技術上の大発明や大発見のことだと思われる場合も多い。しかし、そうではない。技術上の大発明や大発見などの「新しい知... -
コトラーのマーケティング
コトラー 「消費者エンパワーメント」…マスキングテープのカモ井
マーケティング2.0では、「消費者志向」だった。マーケティング3.0では、「消費者主権」、「消費者エンパワーメント」になる。岡山のカモ井加工紙。従業員200名ほどの会社だ。建設や塗装の現場で使われる工業用マスキングテープを製造している。もとは、「... -
ラーニングデザイン
組織において「人を助けるとはどういうことか」…エドガー・シャイン
人を助けるということは、組織活動においても重要なことだ。経営組織論のエドガー・シャインは、「人を助けるとはどういうことか」という本の中で分析している。重要というよりも、「助ける」ということは、チームワークの本質だと言う。「チームワークの... -
コトラーのマーケティング
コトラー 「売れない理由をなくす」…「昆布水」
「昆布水」が、テレビや新聞で話題だ。昆布は、その成分が、中性脂肪や血糖値上昇の抑制、また紫外線から肌を守る効果、ダイエット効果などがあることが、最近わかってきた。しかし、消費者の方では、「面倒くさい」、「和食は作らない」、「出し殻を捨て... -
コトラーのマーケティング
コトラー「セグメンテーションの盲点」
セグメンテーションということで、顧客を細分化する。 細分化していくと、個別の顧客になり、顧客に合わせたカスタマイズになる。 利益の一般原則として、「規模の利益」と「範囲の利益」などがある。 行き過ぎたセグメンテーションは、「規模の利益」を失... -
コトラーのマーケティング
コトラー 「マーケティング3.0」と真・善・美
「マーケティング3.0」のマインド・ハート・精神について、前回のブログで触れた。それらは、ロゴス、パトス、エトスと対応する。そう書いてみて、もっと、わかりやすい日本語でも良かったのかと気づいた。それは、「真・善・美」だ。「マインド」は、ロゴ... -
コトラーのマーケティング
コトラー 「マーケティング3.0」の時代
コトラーの「マーケティング3.0」という本は、一部は荒削りの点もあるが、非常に示唆深いものだ。何人かの人に薦めて「面白かった」と感謝もされた。本の中に、マーケティングの発展として、「マインド」対応、「ハート」対応、「精神」対応、に変化してい... -
メンタルヘルス
心の健康・・・「メンタルヘルス」の促進
「メンタルヘルス」は、職場での心の健康を表わす。「メンタルヘルス」という概念の普及には、私が以前、経営コンサルタントとして所属していた公益財団法人の日本生産性本部というところが大きな役割を果たしたように記憶している。もう随分前であるが、...