加藤弘道– Author –
加藤弘道
劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。
-
経済産業
今後のASEAN重点国は?…日本企業の東南アジアシフト
少子高齢化が進行する日本。今後の大きな市場の成長は求められない。成長のチャンスは海外にしかない…。昨年までは、日本企業の投資先は、中国に偏っていた。しかし、昨年は日中関係の持つ政治的リスクに直面し、さらに中国の人件費の急速な高騰にも悩まさ... -
企業と経営者
LCC格安航空「ピーチ」快走
昨年発足した日本の格安航空(LCC)は、3社。ANAが出資しているピーチ、JAL系のジェットスター、それに、これもANA系の合弁会社エアアジアだ。現在、この3社の中でピーチが快走している。ピーチは今年の9月に累計搭乗者300万人を突破。ジェットスターの20... -
経済産業
「ハラル認証」と「キューピー」
日本に観光などでやってくるアジアのイスラム教徒が増えている。インドネシア、マレーシアなどからの客だ。世界のイスラム教徒は、16億人以上と言われているが、実は、その半分以上がアジアに居住している。インドネシア、マレーシアだけでも人口は3億人に... -
経済産業
「中国に敗れ、中国で立て直す」 中小企業の戦略
先日、ある地方の中小企業を訪ねた。消費財に関連するメーカーだ。その会社、一時は、相当な隆盛を誇った。しかし、10年ほど前に非常な危機に陥った。危機の原因には、いろいろあるが、大きな原因の一つは、中国を始めとする海外の安価な製品に対して価格... -
顧客・マーケティング
「見える」商品ではなく「見えない」価値を売る
商品は「見える」が、価値は「見えない」。顧客が購入しているのは、商品のようでいて、実は「価値」を購入している。「価値」とは、自分にとって「役立つ何か」だ。顧客は、「モノではなくコトを買っている」と言うこともできる。しかし、販売する側は、... -
企業と経営者
組織の盛衰は「三代目」で決まる…マイクロソフト
組織の長期的な盛衰を決めるのは、「三代目」だ。江戸幕府でも、三代将軍徳川家光が、長く続いた幕府の基礎を固めた。「三代目」に人材がいなければ、「売り家と唐様で書く三代目」ということにもなる。マイクロソフトの次期CEO(最高経営責任者)選びが難... -
ことば
「トヨタの口ぐせ」、「P&Gの口ぐせ」
会社の中では、その会社らしい言葉というものがある。よく、社内の人の口からでる言葉。言わば「口ぐせ(癖)」だ。「トヨタの口ぐせ」という本があった。トヨタ自動車というと「カイゼン」が有名だが、この本では、「売れるスピードより速くつくらない」... -
経済産業
中国の税金…「増値税」など
成長するアジア市場。日本の企業の今後の成長は、アジアの成長の中にある。今後は、東シナ海、南シナ海は、日本にとっても「内海」のような身近な存在になってくる。海外で企業活動が増えれば、各国の税金も身近なものとなる。日本との税制の相違、税率の... -
財務会計
バリューチェーンとカネの流れ
企業は顧客へ価値を届ける。顧客は価値を受け取り、価値を実現し、価値を享受する。価値の企画から価値の実現までの活動を「バリューチェーン(価値の連鎖)」と言う。企業の使命は、価値の創造と実現だ。お金の流れである「パチオリ図」と関連して考える... -
プレジデント・コーチング
「トラウマ」の解消…「EMDR」法の衝撃
「トラウマ」とは、もともとギリシャ語の「傷」を表わす言葉。現代の「トラウマ」は、戦争や大事故を原因とする「心の深い傷」だ。大きなトラウマだけでなく、親との関係がうまくいかなかったなど比較的小さなトラウマもある。様々な身体の不調や「問題行...