加藤弘道– Author –
加藤弘道
劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。
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マネジメント
「信念(ビリーフ)」から「知識」が生まれ・・・
ドラッカーが言うように、現代の経営の競争力は、それぞれの企業がもっている固有の「知識」の差だ。「知識」は、単なる「情報」とは異なり、「意味」を持った情報だ。 「意味」とは、「それが、我々の未来の行動に対して、どのように関わってくるかの可能... -
マネジメント
経営情報と会計情報
中堅企業向けにソリューションを提供している協立情報通信という会社が、経営情報を3つの情報に分類していた。 第1情報 会計(基幹)情報 ・・・決算に必要な情報第2情報 活動情報 ・・・企業内の活動に関する情報第3情報 外部(環境)情... -
マネジメント
マネジメント能力を表わす「カッツモデル」の図とは
ハーバード大学のロバート・カッツ教授が、マネジメント能力の概念を整理している。 マネジメント能力を大きく三つのスキルに分類した。「コンセプチュアルスキル」、「ヒューマンスキル」、「テクニカルスキル」だ。「概念化能力」、「対人能力」、「業務... -
リーダー
リーダーの「人望」とは・・・
リーダーの条件として、「人望があること」というものがある。「人望」とは 、普通、人から寄せられる尊敬や期待や信頼だ。 しかし、「人望」とは、「人に望みを与えることができること」と聞いた。「人に望みを与えることのできる人」をリーダーと言うの... -
マネジメント
「パチオリ図」は、「利益図」であり、「資金図」(「キャッシュフロー図」)である
これまで、誰でもが、財務会計に強くなるのに役立つ「パチオリ図」というものを提唱してきた。 「パチオリ図」は、財務会計の初学者には、初学者のために有用であり、また、マネジメント力をつけようとする人には、マネジメント力をつけるために有用なもの... -
マネジメント
「気働き」…サービス業に必要なもの
サービス業に必要なものは「気働き」だとヤマト運輸の小倉さんが言っている。 北陸の和倉温泉。サービス日本一として知られる旅館、加賀屋のモットーも「笑顔で気働き」だ。 「気働き」とはちょっと難しい言葉だ。人間関係の工夫と粋を探求した「江戸しぐ... -
生き方
情熱は伝染する
情熱とは貴重な経営資源だ。情熱は、ひとつの才能だ。「情熱」が、「熱すぎ」る言葉ならば、「熱意」と言ってもいい。 知性は、分析を担当する。それに対して情熱はガムシャラだ。盲目的に突き進むところがある。 情熱が知性と違うのは、「伝染性」がある... -
マネジメント
「フルポテンシャル」=>「見つけ、活かす」
経営資源(リソース)には、それぞれに価値を生み出すことのできる潜在能力(ポテンシャリティ)がある。その潜在している可能性をフルに発揮させるのが経営者の役割だ。 多くの場合、経営資源あるいは経営の資産は、フルに稼動しているわけではない。例え... -
経済産業
財政再建への道?
昨日、消費税の増税法案が衆議院で可決された。2014年4月に8%、1年後の2015年10月に10%へ引き上げるという。 マクロの視点で見ると、主要先進国でも最悪の水準となっている日本の国の財政再建のためには、増税もやむをえないかとも思える。しかし、個人... -
生き方
問題を「ど真ん中」で捉える
問題から逃げると、問題が背後から追いかけてくる。どこまでも、どこまでも・・・。 ここでくるりと向きを変えて、正面から取り組む。一番怖い相手と真正面から、ど真ん中で取り組む。言わば「背水の陣」、「決死の覚悟」だ。 ヤマト運輸で「宅急便」を開...