「お金の発明」が 「職業をつくった」・・・?

先日、NHKの番組「ヒューマン なぜ人間になれたのか」の最終回を見た。

見ていて意外だったのは、「お金の発明」が、「職業をつくった」 ということだった。

確かにそうだったのかもしれないが、両者をあまりにもスッキリと結び付けていたのでかえって

意外に感じたのかもしれない。

価値を交換するしくみである「お金」ができる。

初めは、そのお金は、「麦」であったりするが。

お金ができて、都市が生まれる。

集団のサイズが大きくなる。

自然集団から社会集団になる。

都市が生まれ、分業することが可能となった。

自給自足の世界から分業の世界へ。

例えば、「大工」のような専門的職業を一日やっていても

その対価としてお金を受けとり、パンを買い、食べることができる。

自分でパンを作る必要がなくなる。

現代社会では、技術の発展や社会の複雑化によって、毎日、新しい(専門的)職業が生まれているともいえる。

価値が「お金」で評価されて初めて、こうした新しい職業で暮らしていくことが可能になる。

人間に一番近いチンパンジーは、「自分が持っているもの」と「相手が持っているもの」を「交換」することができないという映像もあった。

「交換」とその手段である「お金」というものは、人間にとってやはりなかなか意味深い存在だ・・・。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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