インターネットの出現 情報の双方向性

インターネットが、実際に一般の人々の生活に浸透してきたのは、1990年代前半ごろからだろうか?

検索エンジンのYAHOO!の創業が1994年だ(ちなみにGoogleの創業が1998年)。

ちょうど、この頃からインターネットが急速に普及してきたように感じる。

インターネットとは、人類の歴史にとって、どのように評価されるのだろうか?

その時代の人は、身近に見ているので、案外その大きさを感じないことも多い。

「産業革命」の時も同時代の人は、そのインパクトや意味をよくつかめなかったとも言われる。

インターネットは、「印刷術」の発明に匹敵するのか?

それとも、もっと大きな影響として、「文字の発明」に肩を並べるのだろうか?

この20年近くで、インターネットは、世界の政治、経済、文化に大きな影響を与えているのは事実だ。

もしかすると表面的だけでなく、相当に深いところで私たちを変えているのではないだろうか?

情報コストが限りなくゼロに近づいた。

それまでは、情報を得たり、発信したりするのは、非常にコストがかかったが・・・。

「情報の双方向性」こそが、インターネットのもたらしたインパクトの本質だという意見を聞いた。

情報がある境界で閉じていることで成り立っていた個人という概念(プライバシーなど)や

組織の概念(「国」とい組織レベルまで)もこのインパクトの中で、どんどん変わっていく。

経済活動、企業活動も同じだ。

「クックパッド」や「アットコスメ」などの投稿サイトも、まさしく情報の双方向性の上に成り立つ。

インターネットは私たちの行動や思考を変え続けている。

また、インターネットによって、世界を変えていく人たちも増え続ける。

「革命」は、進行中だ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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