厚生労働省から人口推計が発表された。
日本では、今後50年間で、関東地方在住の4200万人に近い人口が減るという。
総人口が、8700万人になるという推計だ。
悪夢のような光景だ。
一人の女性が生涯に産む子供の平均数の推定。
それを「合計特殊出生率」という。
現状の人口が維持できる出生率の値というのは、「2.07」だという。
日本では、近年、若干、数字が持ち直しているが、「1.39」あたり。
フランスでは、1994年には「1.65」まで低下した。
その後、徐々に上昇し始め、2000年に「1.88」、2006年には「2.00」まで回復した。
10年ほどで、「0.35」の上昇だ。
フランスでは、政府のきめ細かい、手厚い支援策、労働社会環境などが相まって、人口減少に歯止めをかけることができた。
日本でも、こうした施策をもっと進めたいものだ。