起業をするなら、「ビタミン剤」ではなく「痛み止め」を。
と多数のベンチャー企業を生み出すアメリカのシリコンバレーでは言われる。
「あったらいいね」という「ビタミン剤」ではなく、
「なくては困る」という「痛み止め」だ。
「痛み止め」となる製品やサービスでなければ、ビジネスとして魅力がない。
ということになる。
たくさんの人が困っている問題、痛みを感じている問題に取り組んでいるかというのが
投資家が出資するかどうかの重要なポイントとなる。
多くの人が困っているのに、あまり気づかれていない問題を見つけられるかどうか・・・。
普通の人の視点とちょっと変わっていないと起業家の視点にならない。
「常識」に疑問を感じたときに、アイデアが生まれる。
知人の大先輩、曽我弘さんと能登佐知さんが、「シリコンバレー流起業入門」という本を
昨年12月に同文館から出版した。
本の後半の「投資家の質問101」が、とてもいいと思う。
投資家がよく尋ねる質問とその質問の「意図」。
本当のところ、何が聞きたいのかが丁寧に書かれている。
これは、実践してきた人でなければ知らないことだと思う。