アップル 強さの秘密 CCC

昨日17日の日経新聞朝刊に「アップル」の強さを表わすものとして「CCC(シーシーシー)」という指標が紹介されていた。アップルは、あの「iphone」「ipad」のアップル。

ここでの「CCC」は、「カルチャー コンビニエンス クラブ」 ではなく、「キャッシュ コンバージョン サイクル」の略。詳しくは省くが、「現金を回収するスピード」を意味する。

日本のパナソニックやソニーは、この「CCC」が、製造から40日後であるのに対して、アップルは、製造前20日になる。お金が入ってから造るということになる。

アップルは、沢山の現金を保有している。

昨年夏、「アップルは、アメリカ政府よりたくさんの現金(約7兆円だったが)。を持っている」と報道されたほど・・・。

日本のものづくりも製造、生産だけでは太刀打ちできない。

キャッシュフローをベースにした新しいビジネスモデルを作り上げないと競争力、利益力が落ちていく。

手前味噌だが、今回新しくリリースしている「パチオリ」の「ビジネスボード」は、キャッシュフローベースでビジネスモデルを分析、検討できるビジネスツール。

ぜひ、ご活用いただきたい。

※最初の配信で、文中「製造前40日」となっていましたが、「20日」に訂正いたします。失礼しました。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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