「暗闇でウインク」…コトラーの説く広告の役割

今月の日経新聞、「私の履歴書」欄では、マーケティングの大家フィリップ・コトラー氏の連載が始まっている。

これまであまり知らなかったコトラーのマーケティングという学問に取り組む背景などを知ることができて興味深い。

昨日の回では、「マーケティングの研究に人生をかける」という決断をするまでの経緯が書かれていた。

その中で紹介された、大学の同僚教授の「広告の役割」についての「しゃれた説明」が面白い。

「広告をせずに事業を営むのは、暗闇で女の子にウインクするのに等しい。
自分が何をしているのか、まわりにはまったく伝わらない…」

ウインクするのは、暗闇ではいけない。
相手が、「自分にウインクしているのだな」とわからなければ意味がない…。

確かに、この例えで、「企業にとっての広告の役割」がよくわかる(ような)気がする。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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