「二人のコミュニケーションでは、対照的か補完的かになる」…コミュニケ―ションの第5公理

「二人のコミュニケーションでは、対照的か補完的かになる」…コミュニケ―ションの第5公理

「関係を知るにはコミュニケーションを見る」ということが言われる。
「コミュニケーションの相互作用」を見るのだ。

これには、「対照的」または「補完的」の二つがある。

「対照的(シンメトリー)」とは、
「一方が自慢すれば、もう一方も自慢する」というようなものだ。

この場合、「自慢合戦」は、ますます進みそうだ…。

これに対して、一方が他方を「補完する(コンプリメンタリー)」というものがある。
一方が一歩前に出て、他方が一歩後ろへ下がるというものだ。

これには、「母と幼児、医者と患者、教師と生徒」など社会的、文化的な文脈によるものもある。

「対照的」なものは、「同一」という点に基づき、
「補完的」なものは、「違い」という点に基づいている…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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