「コミュニケーションには、『内容』と『関係』という側面がある」…コミュニケーションの第二公理

コミュニケーション
コミュニケーション

コミュニケーション
「コミュニケーションには、『内容』と『関係』という側面がある」
これが、「コミュニケーションの第二公理」だ。

「コミュニケーションが関係を含む」とは、
「あなたと私の関係は、こうですよ。このように理解してくださいね」という
メッセージについてのメッセージが入っているということだ。

映画で「パニックルーム」というものがあった。

人質役のジュディ・フォスターが、訪ねてきた警官に「大丈夫だ」と言う。
彼女の子供も捕らわれていたから、そう言うしかなかったのだ。

警官は、彼女の言葉に何となく「変な気配」を感じた。

「あなたが(大丈夫だという)言葉とは、別のことを私に伝えたないなら、
何かで合図してください」と言った。

結局、警官は事件だという確信を持てずに引き上げるのだったが…。

ある言葉は、どんなレベルで受け止めて欲しいというメッセージも持って
相手に伝わる。

「これは命令だ」とか
「これは冗談なんだ」とか。

「内容(メッセージ)」と示唆された「関係」が、一致しないと、
「どう受け止めていいかわからない」
「意味がわからない」ということになる。

「コミュニケーションには、内容と関係という側面を持つ」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

目次