「人はコミュニケーションしないわけにはいかない」…コミュニケーションの第一公理

コミュニケーション
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コミュニケーションに関する「5つの公理」というものを打ち立てた人がいる(ポール・ワツラウイック)。

その第一公理が、
「人は、コミュニケーションしないわけにはいかない」だ。

さらに、
「すべての行動がコミュニケーションになる」ということも導かれる。

人間は社会の中で生きているので、他の人と何かしらの関係を持つ。
そこに必ず「コミュニケーション」というものがある。

もし、人と離れて、山奥に一匹の犬とともに暮らすとしても、
犬との「コミュニケーション」がある。

犬がいなくなって一人で生きていくことになったとしても、
自然と、あるいは、(神のような)何かと、
あるいは、自分と対話(コミュニケーション)をすることになるだろう…。

また、例え、「無言」であっても、それは、一種の「コミュニケーション」になる。

コミュニケーション

話をしていて、相手が急に黙り込む。

「どうしたのだろう?」

「何か気に障ったのだろうか?」

「身体の具合でも悪くなったのだろうか?」

相手の「無言」という「メッセージ」をいろいろと解釈せざるを得なくなる…。
「無言」というのも立派な「メッセージ」なのだ。

その他にも「しぐさ」や「態度」や「目線」、これらもすべてが「メッセージ」になり、
「他者に何かを伝えること」であり、「他者が何かを感じるもの」になる。

自分のすべての行動が「メッセージ」に、そして「コミュニケーション」になってしまう。

「人はコミュニケーションをしないわけにはいかない」

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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