「システムを理解するには」…クルト・レヴィン

私たちは、多くのシステムの中で生きている。

大きくは、地球環境システムから、地域、企業、家庭など、すべてがシステムを形成している。
気づかずに多くのシステムの中で生きているわけだ。

「システムは、自分が変化させようとするまでは、理解できない」
と、クルト・レヴィンという人が言っている。

クルト・レヴィンは、「場の理論」を提唱した心理学者だ。

彼は、心理学者として、「人を含んだシステム」のことを言ったのだが、
一般のシステムについても当てはまる。

システムに「受身」でいる限りは、システムは「空気のように」当たり前に思える。

そのときは、システムは、見えない、わからない。

しかし、自分でシステムを動かそうとするとき、
次第にシステムを構成しているもの、
システムの設計思想、
価値の前提などが見えてくる。

ぶつかって始めて明らかになるのだ。

「変化させよう」という意思からでも始めることができるとクルト・レヴィンは言う。

システムをより良いものに変えていこう…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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