「トヨタの口ぐせ」、「P&Gの口ぐせ」

会社の中では、その会社らしい言葉というものがある。

よく、社内の人の口からでる言葉。
言わば「口ぐせ(癖)」だ。

「トヨタの口ぐせ」という本があった。

トヨタ自動車というと「カイゼン」が有名だが、
この本では、

「売れるスピードより速くつくらない」

「事前の一策、事後の百策」

などの言葉が紹介されている。

P&Gは、世界的な洗剤や家庭用品の会社だ。
この会社の「口ぐせ」は、「消費者は、ボス」というものだ。

たんなる標語ではなく、実際に、社長や役員が、毎月、「ボスである」消費者の声を直接聞く機会を持つという。

「組織の変革」とか、「意識の変革」、「組織風土の改善」などと言われるが、
案外、「職場の口ぐせ」を棚卸して、「新しい口ぐせ」に変えていくという方法もあるだろう。

無意識に言ってしまう「口ぐせ」に注目だ…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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