会社の中では、その会社らしい言葉というものがある。
よく、社内の人の口からでる言葉。
言わば「口ぐせ(癖)」だ。
「トヨタの口ぐせ」という本があった。
トヨタ自動車というと「カイゼン」が有名だが、
この本では、
「売れるスピードより速くつくらない」
「事前の一策、事後の百策」
などの言葉が紹介されている。
P&Gは、世界的な洗剤や家庭用品の会社だ。
この会社の「口ぐせ」は、「消費者は、ボス」というものだ。
たんなる標語ではなく、実際に、社長や役員が、毎月、「ボスである」消費者の声を直接聞く機会を持つという。
「組織の変革」とか、「意識の変革」、「組織風土の改善」などと言われるが、
案外、「職場の口ぐせ」を棚卸して、「新しい口ぐせ」に変えていくという方法もあるだろう。
無意識に言ってしまう「口ぐせ」に注目だ…。