「イノベーションの機会はどこにあるのか?」…ドラッカー

「ギャップの中にイノベーションの機会がある」…ドラッカー

「こうあるはずだ」から、さらに、「こうあるべきだ」という思い込み。
それが、「顧客の現実」から目を逸らさせる。

供給側の「自分たちにとっての価値」が、「顧客にとっても価値であるべきだ」という「信念」。
それは、現実についての誤った認識をもたらす。

「生産者や販売者が提供していると思っているものを買っている顧客は、ほとんどいない」
「生産者や販売者が、顧客の価値としているものと、顧客にとっての本当の価値との間には、
『ギャップ』が存在している」

何かしらの不一致がある。
「あるべきもの」と「現実」の間にギャップがある。
定量的な報告には出てこないが…。

原因はわからない。
原因は、わからなくてもよい。

原因を探るのではなく、「既に起こった変化」に対処すること。
ギャップの存在は、ドラッカーの言う「第二のイノベーションの機会」だ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

目次