「ギャップの中にイノベーションの機会がある」…ドラッカー
「こうあるはずだ」から、さらに、「こうあるべきだ」という思い込み。
それが、「顧客の現実」から目を逸らさせる。
供給側の「自分たちにとっての価値」が、「顧客にとっても価値であるべきだ」という「信念」。
それは、現実についての誤った認識をもたらす。
「生産者や販売者が提供していると思っているものを買っている顧客は、ほとんどいない」
「生産者や販売者が、顧客の価値としているものと、顧客にとっての本当の価値との間には、
『ギャップ』が存在している」
何かしらの不一致がある。
「あるべきもの」と「現実」の間にギャップがある。
定量的な報告には出てこないが…。
原因はわからない。
原因は、わからなくてもよい。
原因を探るのではなく、「既に起こった変化」に対処すること。
ギャップの存在は、ドラッカーの言う「第二のイノベーションの機会」だ。