「意味中心の生き方」 フランクフル 3

「やりたいことをやるのが人生さ」という自己を中心とした観点では、

「まだ足りない」

「まだ満足できない」

「もっと」

「もっと」

という際限のないストレスに追われることになる。

これに対して、

「私には、何かやるべきこと、期待されていることがある」

と考える「意味中心の生き方」では、

目は、自分の中の欲望から、自己の外に移すことができる。

自己の欲望中心の生き方だと、

不運や挫折は、「避けるべきもの」

「あってはならない」ものであり、「忌々しいもの」だ。

しかし、

意味中心の生き方をとる人は、挫折や困難な中でも柔軟だ。

「こうした事態が起きたとすると、そこから学ぶべきことは何だろう?」

「こうしたことから、私にどのような『気づき』を得るべきなのだろうか?」

「どのような意味を汲みだしたらよいのだろう?」

フランクフルの本の中で、ある囚人の話があった(記憶しているところによれば)。

その囚人は、罪を犯し、船で、別の場所へ運ばれるところだった。

ところが、その船は嵐にあい、難破してしまった。

泳ぎが達者だった囚人は、溺れる人を助けた。

その時、囚人は、自分の人生に「意義」を見つけた…。

「何か」は、突然とやってくることがある。

フランクフルは、手掛かりとなる「人生の意味」について、

3つを挙げている…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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