5 「マーケティングのSTP」…S セグメンテーション

「STP」とは、マーケティングのプロセス。

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの頭文字をつなけたものだ。

マーケティング活動で、

狙いを絞らずに、漫然とやみくもに努力してもあまり効果的とは言えない。

努力を無駄にしないためには、次の質問に答える必要がある。

「自社が満足を提供できる可能性が最も高い顧客、

それは誰か?」

その顧客を探すためには、

大きな市場をいくつかに分けることから始める。

それが、セグメンテーションだ。

ニーズや好みが異なる購買者のグループを探す。

何をキーにして探すのかが問題だ。

「分けるために分ける」のではない。

自社にとっての「最良の顧客」を見つけるためだ。

市場の特性、市場の中でのニーズの違うグループ、

これまでの自社の顧客のプロフィールなどからセグメントのための軸を探す。

「~であるか?」

あるいは、

「~でないか?」

という仮説を立てながら検討してみる。

市場をうまくセグメントできたとき、

「自社にとっての最良の顧客」、

つまり

「自社が満足を提供できる可能性が最も高い顧客」

も見つかっている可能性が高い。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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