化粧品通販大手のファンケル。
ここ数年、業績悪化が続いていた。
今年度からこれまでの経営方針を刷新し、75歳の池森会長が経営の第一線に復帰する。
ファンケルの高成長を支えてきたのは、「無添加」という旗印だった。
この数年は、「無添加」から「純化」という旗印へ変えようとしていた。
しかし、この転換は、うまくいかなかった。
創業者池森会長は、再び、「無添加」を強化する方針を打ち出す。
「無添加」の技術を深めていくという。
ファンケルは、サプリメントという市場を広げてきた。
しかし、この分野も今では多くの競合企業が参入している。
以前のような高成長は難しくなっている。
創業の理念を取り戻し、ブランドを再活性化しようとする試み。
ファンケルの挑戦が注目される。