ファンケル ブランドの再強化へ

化粧品通販大手のファンケル。

ここ数年、業績悪化が続いていた。

今年度からこれまでの経営方針を刷新し、75歳の池森会長が経営の第一線に復帰する。

ファンケルの高成長を支えてきたのは、「無添加」という旗印だった。

この数年は、「無添加」から「純化」という旗印へ変えようとしていた。

しかし、この転換は、うまくいかなかった。

創業者池森会長は、再び、「無添加」を強化する方針を打ち出す。

「無添加」の技術を深めていくという。

ファンケルは、サプリメントという市場を広げてきた。

しかし、この分野も今では多くの競合企業が参入している。

以前のような高成長は難しくなっている。

創業の理念を取り戻し、ブランドを再活性化しようとする試み。

ファンケルの挑戦が注目される。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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