欧州危機 克服へのリーダーシップ

EU 欧州危機の局面が続いている。

危機が続くと、日本にとっては、欧州への輸出が減速する。

それだけでなく、金融の信用収縮が起これば、「リーマンショック」のような

世界的な信用収縮の再来となり、世界経済が大きな影響を受ける。

欧州の銀行が貸し込んでいる新興国からの資金のさらなる引き上げという事態も予想されている。

注目のEU首脳会議が、今週8日(木)、9日(金)に開かれる。

経済の問題から、政治の問題になっている欧州危機を

ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領という

「メルコジ」コンビが、どうリードしていくか、そのリーダーシップが注目される。

各国の憲法に財政削減条項を盛り込めるのか?

EUが国家を超えた「超国家」として、各国の予算にまで介入する権利を確定できるのか?

決議のあり方を「全会一致」から「多数決」という方式に変えるのか?

EUの基本となる「リスボン条約」の改正に進むのか?

1000年以上前の9世紀の「フランク王国」以来のヨーロッパ統合であるEU。

歴史の必然として、さらに統合の度合いを高めていくものと考える。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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