社長のためのポーター競争戦略 その1-27  「設備の標準化」

社長のためのポーター競争戦略 その1-27  「設備の標準化」

ポーターは、多数乱戦の業界に対しての対処法として9個挙げている。

対処法 その2/9

生産設備でもサービス提供設備でも、各地に効率の良い低コストの設備を建設する戦略。

標準設計にすると、コストが安くなる。

機械や什器備品など、大量購買で調達コストを安く出来る。

建設期間が短くなるので、それだけコストも安くなる。

建設着手から稼動までの時間が非常に短くなる。

人員の教育訓練も時間が短くなる。

当然、運営やオペレーションも低コストになる。

基本戦略の中の「低コスト戦略」、「コストリーダーシップ戦略」に対応する。

商業では、「業態開発」や「フォーマット」の確立という言い方をする時もある。

設備というハードを標準化するとともに、商売の方法というソフトも標準化、システム化することになる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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