社長のためのポーター競争戦略 その1-25  「三つの基本戦略」-多数乱戦業界で生き抜く

社長のためのポーター競争戦略 その1-25  「三つの基本戦略で検討する」-多数乱戦業界で生き抜く

多数乱戦業界における戦略的対応とは何か?

いよいよ本論だ。

ポーターは、9つの処方箋を挙げている。

いずれも有名なポーターの三つの基本戦略をベースにしている。

三つの基本戦略とは、

1)低コスト戦略

2)製品の差別化戦略

3)集中戦略

この三つの基本戦略を、多数乱戦業界という特殊な状況にどのようにあてはめるか?

それを検討することになる。

その目的は何だろう?

業界における自社の「ポジション」を変えることだ。

好ましい場所へ移動するのだ。

この多数乱戦業界では、

買い手である得意先にも、

売り手である仕入先にも

弱い立場に立たされる。

そこから、どのように脱して、

業界でも、業績のいい企業という席に移れるのか?

これが、戦略を検討する目的だ…。

9つの処方箋については、次回から順に検討していこう。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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