社長のためのポーター競争戦略 その1-16 「各地域の条例」-多数乱戦業界で生き抜く
法律や地方の条令で、競争が限定されている場合がある。
以前は、酒類の小売り免許を取得するには、他の店と一定の距離が必要だった。
現在では、自由化されているが、他にも一定の制限がある業界がある。
ポーターは、
「ドライ・クリーニング」と「眼鏡の調整」を挙げている。
「競争の戦略」が書かれたのは1980年頃だ。
この頃、アメリカでは、「眼鏡の調整」は、競争が規制されていたのか…?。
現在はどうなのだろうか?
この時は、相当な政治的パワーを持っていたのだろうか…。
(調べてみると、日本でも現在「認定眼鏡士」という資格があった)
地方によっては、それぞれの地域特性などから、独自の規制を持っているものも数多いと思われる。
こうした規制がある業界では、「規模の利益」を追求する統合化はできにくい。