社長のためのポーター競争戦略 その1-15  「撤退障壁」-多数乱戦業界で生き抜く

社長のためのポーター競争戦略 その1-15  「撤退障壁」-多数乱戦業界で生き抜く

「撤退することを防ぐ壁」

「経営をやめない」

「やめられない…」

経済的なものというより経営者個人にかかわるものだ。

ポーターは言う。

「ある種の事業には、ロマンチックな魅力や興奮をかきたてる要素がある」

「収益が低く経営をつづけるのが精いっぱいの企業でも、撤退を望まない」

「漁業、タレント周旋業によく見られる」

「タレント周旋業」は、よくわからないが、

漁業にはありそうだ。

その他、多くの業種でもみかける。

経済的問題というより、経営者の「生きがい」の問題になる。

中小企業では、事業承継問題にも通ずる。

言わば、「引退障壁」ということになる…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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