社長のためのポーター競争戦略 その1-14 「独立レーベルの例」-多数乱戦業界で生き抜く

社長のためのポーター競争戦略 その1-14 「独立レーベルの例」-多数乱戦業界で生き抜く

イメージによる差別化を必要とするユーザーがいる場合。

例えば、ステージで講演するアーティストが、

大手のレーベルを嫌い、

「自分が築き上げたいと望んでいるイメージにピッタリの」

独立系や小さなレコードのレーベルを選んで契約する場合。

大手に取り上げられないから、小さなレーベルを選ぶのではない。

「業界が競って契約したがる人」である点が注意を要する。

この場合のアーティストは、

言わば「供給業者」だ。

ポーターの「5つの力」の一つ。

「供給業者の力」が強い場合にあたる。

音楽アーティストに限らず、作家、漫画家、画家などのクリエイターが、

「供給業者」になっている業界では、

上記のようなことをよく見かける。

このような業界では、大手による寡占化はできにくい。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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