カッツ教授は、
リーダーにはコンセプチュアル・スキルが必要だといった。
コンセプチュアル・スキルは何かを何回か考察してきた。
「考える力」だ。
「考える力」にもいろいろあるが
どのような内容の考える力のことだろう…?
「シンプルなコンセプトにまとめる力」
が、
字義どおり、
「コンセプチュアル・スキル」
ということになる。
抽象化能力と言っても良い。
「個別」の中から「普遍」を、
「具体」の中から「抽象」を
見出し、
抜き出すことができる能力だ。
なぜそんな能力が必要なのだろうか?
決断のためだ。
リーダーが決断するためには、
入り組んだ状況や関係の中から
課題の本質を見抜き、
原則を適用できる程度に
単純化しなけらばならない。
したがって
「コンセプチュアル・スキル」とは、
課題の本質を考えることのできる能力であり、
スキルである
ということができる。