リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル  第11項目

リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル  第11項目

「謙虚さ」

同時に 

「品の良さ」

「謙虚さ」と「品の良さ」をヘルムート・マウハー氏は同時に提示している。

ここでは、謙虚さとは、品の良さにつながると解釈しておこう。

「謙虚さ」とは、「傲慢さ」の反対語になるだろう。

「謙虚さ」は、他を尊重する態度だ。

これに対して、「傲慢さ」は、他よりも自らを尊重する。

「謙虚さ」は、何かを受け入れる余地を持っている。

他人や、他人の意見、価値観、

あるいは、新しい環境など。

これに対して、「傲慢さ」は、何かを受け入れる余地はあまりない。

「傲慢さ」は、「品のなさ」、つまり「下品」につながるが、

「謙虚さ」は、「品の良さ」につながる。

「傲慢」な人に、長くついていくことは難しい。

「謙虚」な人になら、ついていくことができる。

「品のない」人に、長くついていくことは難しい。

「品の良い人」に、ついていくことはできる。

人がついていきたいと思う人が、リーダーだ。

リーダーの条件として、

「謙虚さ」と「品の良さ」がある。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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