リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル  第8項目

リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル  第8項目

「国際的な経験があるか

または

他国やその文化に対する理解」

外国語ができるというよりも(もちろんそれも必要だが)、国際的な経験があることは貴重だ。

国際的な経験は、自分の属している文化の特殊性と普遍性を教えてくれる。

物事の善悪の判断を下す「価値観」。

この価値観は、個人的な傾向もあるが、大枠は、文化の枠組み(規範)に基づいていることが多い。

国際的な経験は、相手を知るとともに、自分の拠って立つ文化を知ることにもなる。

自分と相手との間で、相互に理解できる新たな「場」をつくる必要に迫られることになるかもしれない。

これまでの自分の価値観から一度、離れ、相手の価値観も理解したうえでの、もう一段、成長した価値観を身につける経験となる。

リーダーは、多様な価値観の人に向き合いながら、よりわかりやすく、より説得力のある話を展開する必要がある。

「国際的な経験、他国やその文化に対する理解」が、リーダーの条件として必要なところだ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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