世界のリスクとして、「JIB」が挙げられた。
JIB とは、Jqpqn, Israerl,Britain (日本、イスラエル、英国)を意味する。
毎年年始に、イアン・ブレマーのユーラシア・グループという地政学研究所が、その年の「世界の十大リスク」を発表している。
今年は、その5番目のリスクに、「JIB」という言葉が出た。
この三カ国には、共通点がある。
世界の潮流に反してしまうポジションにあることだ。
・日本は、中国の台頭に、
・イスラエルは、中東の(春)の爆発に、
・英国は、欧州の低迷に、
直面している。
これらの三か国は、
・今までは、アメリカとの強い結びつきによって、主要な役割を担うことができていたが、
・現在の世界の潮流に主要な役割を演じるチャンスは少なく、
・内政問題も抱えている
という共通項がある。
中国にとって、日本の必要性は小さくなり、両国の間の危機は大きくなるという見通しだ。
一方、中国もまた「情報開示」」というリスクに直面している(このリスクは、今年2番目のリスクにランクイン)が…。
日本、イスラエル、英国を、一まとめにして、共通性を挙げ、現在の世界の潮流に対する「構造的負け組」と断じたところは、切れ味がいい。
ここから、どのように日本のポジションを変えていけるのか?
我々の智恵が試される。