起業家の「予期せぬ成功」・・・ウイリアム・リグレーの場合

1)シカゴのウイリアム・リグレーは、石鹸工場を作った

2)石鹸の宣伝のために、ベーキング・パウダーを配った

3)石鹸よりも、ベーキング・パウダーの方が好評だった

4)そこで、石鹸をやめ、ベーキング・パウダーを作ることにした

5)ベーキング・パウダーの宣伝のために、チューイング・ガムをつけた

6)ベーキング・パウダーより、チューイング・ガムの方が好評だった

7)ベーキング・パウダーを作るのをやめ、チューイング・ガムを作ることにした

8)現在、リグレーは、世界最大のガム会社となっている

(中国市場でのシェアも50%と最大だ)。

起業家の描いたプランがそのまま実現することは、案外少ない。

「何か」にたどり着くまでには、「予期せぬ失敗」と「予期せぬ成功」がある。

そして、最も重要なのは、ウイリアム・リグレーのような「素直さ」、「柔軟さ」なのかもしれない…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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