21世紀のマネージャーが直面する環境

21世紀のマネージャーの環境は変化している。

今後も以下のような変化がますます強くなっていきそうだ。

①従業員は、もっと多国籍化する。

 日常語の中から、「外人」という言葉が消えつつある…。

 「外人」ではなく、一人ひとりの名前で呼ばれてきている。

 「外人」ではなく、それぞれの個性が認識されつつある。

②職場そのものが海外に(外国に)なる

 マネージャー自身が、異文化の中で「外人」になる?

②組織での仕事は、階層的なものから、チームの協同作業的なものになっていく。

 指示・命令ではなく、もっと自発や自律に基づいての行動になってくる。

 この原因は様々あるだろう。

 これまである種の情報の独占が、権威の源でもあった。

 情報のオープン化によって、それが難しくなったこともある。

一方で、あらゆる産業で、顧客接点を持つサービス業化が進んでいるので、上司よりも「顧客をボスとする」方向へ動いている。

こうした環境の中で、新たにマネージャーに求められるものに「文化的コードのスイッチ能力」だとハーバード大学のモリンスキー教授が述べている。

相手の文化の規範(コード)を知り、ある程度、自分の文化コードを変えていける能力だ。

もうひとつ重要なのは、企業自身が普遍的で強力なグローバル文化を作り上げることだろう…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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