2期目のオバマ大統領は、米国を「財政の崖」から救えるか?

民主党のオバマ大統領が、次の4年も政権を担うことになった。

しかし、上院では民主党、下院では共和党が多数を握る「ねじれ状態」は続いている。

米国では、来年初めに

①共和党のブッシュ大統領時代の大型減税が期限切れを迎える(実質の増税)

②強制的な政府の歳出の削減の始まる

という「ダブルパンチ」を迎える。

このダブルパンチで、

「崖から落下するような急激な財政の引き締め」が起こってしまう可能性がある。

これが「財政の崖 フィスカル・クリフ fiscal cliff」問題だ。

議会がこれを止めるために何らかの合意できないと、景気後退と金融市場の混乱を招く恐れがある。

オバマ大統領、民主党、共和党の間で、

「短期的な危険を避けつつ」、

「長期的な債務状況に関して一定の安心感を与える」ような

「合意」ができるかどうか?

年末まで残された時間は少なく、成り行きが注目される…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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