今年のヒット商品「マルちゃん正麺」…東洋水産

雑誌「日経トレンディ」が、「今年のヒット商品30」を発表した。

1位・・・  「東京スカイツリー」

2位・・・  「LINE」

3位・・・  「LCC(格安航空)」

そして4位は、「マルちゃん正麺(せいめん)」。

役所広司のCM「妻が別人」でも話題だ。

5年かけて開発した新しい製法で、乾燥麺でありながら、生麺の味と食感が楽しめる。

「袋麺」の概念を超えたという感じがした。

マルちゃんの東洋水産は、当初の年間販売目標100億円を倍の200億円に修正。

大ヒット中だ。

「カップ麺」に押されていた「袋麺」市場も一気に活性化してきた。

多人数分が一度に調理できたり、いろいろな野菜を加えたりできる「袋麺」の良さも見直されている。

来年60周年を迎える東洋水産は、東京の築地市場の水産会社だった。

会社設立から10年ほどして、インスタントラーメンの製造を始めた。

現在では、日清食品に次いで業界2位だ。

海外進出も早く、米国では、シェア65%、メキシコでは、シェア85%!を占めている。

身近な業界だが、一つの企業の生産と販売のイノベーションによって活性化している。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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