人は「何を考えている」ときに一番幸せか?

人は何を考えているときに一番幸せか?

肯定的な感情と否定的な感情では、脳の中で働く部位が異なるという(fMRIなどで調べると)。

喜び、優しさ、慈悲といった肯定的な感情をもたらす写真を見せると、

左前頭葉の働きが活発化する。

一方、怖れ、怒り、嫌悪といった否定的な感情をもたらすものは、

右前頭葉の働きを活発化させる。

人々の脳波を計測した中で、肯定的な感情を示す左前頭葉の働きが異常なほど高い人がいた。

その人は、「世界で最も幸福な人」と名づけられた。
マチウ・リカールというチベット僧だ。

瞑想状態だったのだ。

「瞑想では何を考えているのですか?」

「慈悲です」

「慈悲とは、

①他者の苦しみに対する気遣いの感覚

②その苦しみが取り除かれるにようにしたいという強い願望

とを伴う心の状態」(トウプテン・ジンパによる)ということだ。

内面的な幸せを感じたければ、「慈悲」を想うこと…。

本年のブログは、今日で終了になります。

来年は1月第2週からスタートの予定です。

では、皆様良いお年をお迎えください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

目次