「自分の付加価値をどれだけ上げられるか?」…秋季研修の感想から

今春入社の新入社員。

入社して半年近くが経った。

職場に配属されて数ヶ月、徐々に学生の意識から社会人としての意識へと変わっている。

また、ビジネスに対する現実的な問題意識も芽生えている。

先日、弊社で受託している研修を実施させていただいた。

参加者は、ほぼ全員が修士号以上を持っている技術系の新入社員数十名。

これまで、まったくなじみのなかった「企業と経理のしくみ」について、「パチオリ」プログラムによって、お金の流れを目に見、手を動かしながら体験した。

一日で、一気に、「企業と経理のしくみ」の理解について、自信を持っていただいたようだ。

およそ半年振りに再会した同期生。

グループでのゲーム・シミュレーションのセッションは、さらに盛り上がる。

しかし、最後に「クールダウン」をする時間が必要だ。

体験を「言語化」する。

「人に語れるように」、また、自分の記憶として、「ことば」にするプロセスだ。

参加者の発表の中で、いくつかの素晴しい「ことば」を聞くことができた。

・「会社というものの『深遠(しんえん)』を理解するには、お金の流れを理解することが必要だ」

・「会社というものを理解する中で、『自分の付加価値をどれだけ上げていけるか』を課題としていくことを、グループ全員で誓った…」

感銘を受けた。

疲れが吹き飛ぶような感じだった…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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