「澤穂希」選手のような・・・「プロアクティブ」なインテリジェンス

ロンドンオリンピックも終盤に近づいてきた。

女子サッカーの澤穂希選手も大活躍だ。

昨年度のFIFA年間最優秀選手にも選ばれた澤選手。

澤選手は、いつも危険を察知して、相手に対して先回りする。

我々が試合を見ていて、「危ない!」と思った瞬間、澤選手がいて、危機を回避するといったことが多い。

神出鬼没の動きだ。

こうした動きを経営やIT関連で、「プロアクティブ」と言うことがある。

「プロアクティブ」とは、あまり聞きなれない言葉だが・・・。

「プロアクティブ」とは、「能動的」に、「先読みして」動くこと。

反対語である「リアクティブ」 と比較するとよくわかる。

アクションが起こった「後」の「反応」として動くのが、「リアクティブ」。

アクションが起こる「前」に動くのが「プロアクティブ」だ。

経営者や管理者が、ITの専門家に頼らず、自分でデータを分析し、事実に基づいて、迅速に意思決定するというのが、「ビジネスインテリジェンス(BI)」の基本だ。

澤選手は、長年の経験や洞察によって、相手の動きを「先読み」して、「プロアクティブ」に動く。

「プロアクティブ」は、サービス業であれば、「気働き」とも言える。

「プロアクティブ」な仕事のしかたは、今後、ますます重要になってくるだろう。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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