「キュレーター」・・・ネット時代の「ソムリエ」

「キュレータ ー(curator)」あるいは、「キューレーション サービス」という言葉が、インターネットの関連でも、時折、見られる。

もともと、「キューレーター」は、博物館や美術館に勤める専門家のことだ。

博物館などで収集する資料の鑑定や研究を行うという点では、「学芸員」と言われる専門家に近い。

「館長」のことも「キューレーター」ということもあるので、マネジメントとしてもかなり大きな責任と権限を持つ存在だ。

また、展示会などの企画も担当する。

どんな人のために、所蔵品の中から、どんなものを、どのように展示することで、どんなことを伝え、感動してもらうのかを企画し、実行する。

この「キューレーター」のような役割が、インターネットでも必要となっている。

検索エンジンなどで、インターネット上の膨大な情報が「集まる」。

しかし、その中から、自分が「これだ」と思うような情報に行き当たるのが、かえって難しくなっている。

そこで「まとめサイト」というものが現れた。

センスがあったり、「親切な」人が、おすすめサイトをチョイスし、提供してくれる。

「まとめ」サイトを作るには、手間がかかるが、アクセス数が多ければ、まとめた人に対して、広告料の配分もありますというサイトもできている。

良い「まとめ手」に、良いまとめをたくさん作ってもらおうという訳だ。

その日の料理、天気、食事の目的や雰囲気、それにフトコロ加減?も見ながら、ワインを選らぶ手伝いをしてくれる「ソムリエ」。

「ソムリエ」」とまでは行かないが、情報をニーズにあった形と内容で、提供するサービスは、今後も出てくるだろう・・・。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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