ドラッカーが言うように、現代の経営の競争力は、それぞれの企業がもっている固有の「知識」の差だ。
「知識」は、単なる「情報」とは異なり、「意味」を持った情報だ。
「意味」とは、「それが、我々の未来の行動に対して、どのように関わってくるかの可能性」のことだ。
では、その「知識」の源泉は何になるのだろう・・・?
「知識」は、一体どこから生まれるのだろうか・・・?
マイケル・ポランニーという化学者が、科学技術上のイノベーションを考察して、人間の「信念(ビリーフ)」や「想い」こそが「知識」や「理性」に先行するものだと提示した。
この「想い」や「信念」は、明確に言葉にはなっていない場合も多く、「暗黙知」と言われる。
「信念」という、とても個人的で、主観的なものが、他とは異なる「知識」を生み出し、強くて存在価値のある組織の源泉となる。
経営者や組織の人々の「想い」や「志」が、未来を開くのだ。