経営情報と会計情報

中堅企業向けにソリューションを提供している協立情報通信という会社が、経営情報を3つの情報に分類していた。

第1情報 会計(基幹)情報 ・・・決算に必要な情報

第2情報 活動情報      ・・・企業内の活動に関する情報

第3情報 外部(環境)情報  ・・・経営トップ層が戦略経営判断をするなどに必要な外部情報

経営情報と会計情報の結びつきという観点から見ると、まず市場や環境についての外部情報があり、次に企業内の活動に関する内部情報があり、その結果として、会計情報に投影されるという流れが見えてくる。

情報は判断や行動に結びついて初めて価値を生むものとなる。

情報機器に関する「リテラシー(読解力、操作能力)」もさることながら、経営情報そのものに対する「リテラシー」を向上することで、判断力が向上し、成果に行動が結びつく。

「問題が何か?」あるいは「何が問題か?」という正しい「問題意識」こそが適切な情報を引き寄せる。

情報の活用は、人の成長と切り離せない・・・。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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