ハーバード大学のロバート・カッツ教授が、マネジメント能力の概念を整理している。
マネジメント能力を大きく三つのスキルに分類した。
「コンセプチュアルスキル」、「ヒューマンスキル」、「テクニカルスキル」だ。
「概念化能力」、「対人能力」、「業務能力」ということになる。
マネジメントの上位にいくにしたがって、テクニカルスキルから、ヒューマンスキルへ、ヒューマンスキルからさらにコンセプチュアルスキルへと重要度、必要度が変わっていくところがミソだ。
初めは、業務を遂行する力をつける。
次に、徐々に、人を動かし(人に動かされ)、協力して、業務をやり遂げる力をつける。
さらに、複雑な状況の中で、問題を整理して、本質をつかんで解決していく能力を磨いていく・・・。
このプロセスをシンプルな一枚の図に描いた。
それが有名な「カッツモデル」の図だ。
マネジメント能力を考えるときに欠かせない便利な図だ。