マネジメント能力を表わす「カッツモデル」の図とは

ハーバード大学のロバート・カッツ教授が、マネジメント能力の概念を整理している。

マネジメント能力を大きく三つのスキルに分類した。

「コンセプチュアルスキル」、「ヒューマンスキル」、「テクニカルスキル」だ。

「概念化能力」、「対人能力」、「業務能力」ということになる。

マネジメントの上位にいくにしたがって、テクニカルスキルから、ヒューマンスキルへ、ヒューマンスキルからさらにコンセプチュアルスキルへと重要度、必要度が変わっていくところがミソだ。

初めは、業務を遂行する力をつける。

次に、徐々に、人を動かし(人に動かされ)、協力して、業務をやり遂げる力をつける。

さらに、複雑な状況の中で、問題を整理して、本質をつかんで解決していく能力を磨いていく・・・。

このプロセスをシンプルな一枚の図に描いた。

それが有名な「カッツモデル」の図だ。

マネジメント能力を考えるときに欠かせない便利な図だ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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