経営は「集団心理学」

経営組織は三層構造として理解できる。

一番下の基盤として「経済的組織」がある。

その上に「社会的組織」がある。

さらにその上に「心理的組織」がある。

「経済的組織」は、物的組織として捉えることができる。

モノやエネルギーの塊である。

カネ(貨幣) 的評価に馴染むものだ。

「社会的組織」とは、人間集団としての組織だ。

ヒトである。役職、責任などがある。

最上層に「心理的組織」がある。

「集団としての心理」を持つ組織だ。

この「心理的組織」を知り、動かすのが「集団心理学」であると言える。

「心理的組織」は、時には萎縮したり、時には自信を持ったりする。

時には、明るく前向きになり、時には、暗く後ろ向きになる。

「心理的組織」の性質をよく知り、「心理的組織」を良い方向へ持っていくことが、経営者の重要な役割だ。

この「集団心理学」を実行していくことが、経営の面白さでもある。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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