「PDCAサイクル」が、「PDSAサイクル」に・・・?

今では、すっかり有名となった「PDCAサイクル」。

今日も多くの会社で、上司から「PDCAはちゃんと回っているのか?」と問われている人がいるだろう・・・。

PDCAは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4ステップを表わす。

このサイクルを提唱したのがエドワーズ・デミング博士。

従って、このサイクルは、「デミングサイクル」とも言われる。

博士は、戦後、日本の製造業を指導し、品質を格段に向上させた人だ。

デミング博士は、「PDCA」から「PDSA]へ考えをさらに発展させていたということを最近知った。

「S」とは、「Study 研究」の「S」。

「評価」よりさらに進んで深く「研究」することが必要ということだ。

環境の変化の激しい時代に、組織は、常に「学習する組織」であることを要求されている。

計画(Plan)の元となった基準や前提さえも検証しなければならない。

「Check」から「Study」へ。

新しい時代の「学習し、進化する組織」には、「PDCA」ではなく、「PDSAサイクル」を回していくことが相応しい。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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