経営資源(リソース)には、それぞれに価値を生み出すことのできる潜在能力(ポテンシャリティ)がある。
その潜在している可能性をフルに発揮させるのが経営者の役割だ。
多くの場合、経営資源あるいは経営の資産は、フルに稼動しているわけではない。
例えば、オフィスという場所。
稼動しているのは、1日の半分あるいは3分の2程度ではないか…。
目に見える資産でもフルに稼動しているわけではない。
ましてや「見えない資産」となると…。
戦略論で有名なペンローズ女史は言う。
「会社の中で、見えない資産は常に増えているんですよ。
経営者はそれを見つけて、活かしていかなければね…」
「見つけること、そして活かすことよ」と。
このことが中小企業から日本を代表する企業に成長していったある会社のkey point だった(と経営者の回想録にもあった)。
「フルポテンシャル」 とは、資産を見つけ、それを最大限に活かすこと。
会社の「強み」は、密かに成長している。
それを見つけ、活かす。