「フルポテンシャル」=>「見つけ、活かす」

経営資源(リソース)には、それぞれに価値を生み出すことのできる潜在能力(ポテンシャリティ)がある。

その潜在している可能性をフルに発揮させるのが経営者の役割だ。

多くの場合、経営資源あるいは経営の資産は、フルに稼動しているわけではない。

例えば、オフィスという場所。

稼動しているのは、1日の半分あるいは3分の2程度ではないか…。

目に見える資産でもフルに稼動しているわけではない。

ましてや「見えない資産」となると…。

戦略論で有名なペンローズ女史は言う。

「会社の中で、見えない資産は常に増えているんですよ。

経営者はそれを見つけて、活かしていかなければね…」

「見つけること、そして活かすことよ」と。

このことが中小企業から日本を代表する企業に成長していったある会社のkey point だった(と経営者の回想録にもあった)。 

「フルポテンシャル」 とは、資産を見つけ、それを最大限に活かすこと。

会社の「強み」は、密かに成長している。

それを見つけ、活かす。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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