「財務三表」 理解のコツは「パチオリ図」で

「パチオリ図」に関するお問い合わせも増えているので、少し解説したい。

財務会計の構造は、「複式簿記」によっている。

ドラッカーが唯一のマネジメント科学として賞賛している「複式簿記」だ。

複式簿記の原理を図解しているのが、「パチオリ図」。

簿記の仕訳(分類)は、「借方」「貸方」ではなく、パチオリ図の「+(プラス)」と「-(マイナス)」で理解できる。

財務の構造とは、ストック計算とフロー計算を同時にするところにある。

ストックとフローは、日常生活の中にもいろいろなところに見られる(水の流れとか電気の流れとか、もちろんお金の流れも)。

これらと結びつけることができれば、複式簿記は、実にシンプルなものだと知ることができる。

「利益」を説明するものとして、B/S(ストック)とP/L(フロー)がある。

「キャッシュ」を説明するものとして間接法(ストック)と直接法(フロー)がある。

B/S,P/L,C/Fの「財務三表」をしっかりと理解するカギは、「パチオリ図」にある。

経理のカードゲーム「パチオリ」で、財務会計のしくみが誰にでも苦労なしに頭に入る。

「『パチオリ』をもっと早く知りたかった」と言われることが多い。

「パチオリ」ゲームは、企業と専門家の「ワールドフェイマス・プログラム」会員のところで体験できる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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