「人は石垣・・・」組織のケイパビリティ(できる力)

日本の城を守る「石垣」の技術は大変なものである。

この石垣は、コンクリートで作られた壁よりも大きな強度を持つことが、近年、実験で証明され、改めて注目されている。

いろいろな形の石を組み合わせることによって、衝撃力が分散し、全体的に大きな強度を持つことができる。

以前、酔うと必ず「人は石垣、人は城」という歌(武田節)を歌っていた人がいた。

人もまたいろいろな個性や能力を持っている。

ひとつひとつの石は弱いが、組み合わせると大きな力になる。

それを経営学で組織の「ケイパビリティ」という。

他社に比べて際立って「何かができる力」だ。

一人ひとりの能力(コンピテンシーともいう)を組み合わせ、組織全体の力に変えるのがリーダーの役割だ。

「組織とは人の強みをつなぐもの」(ドラッカー)

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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